パンダマークの
小児科から

vol.7
「ノロとロタ」

ノロウイルスロタウイルス。おなかの感染症の2大原因ウイルスです。冬から春まで毎年悩まされるウイルスです。
今回はこれら2つのウイルスからくる、おなかのかぜ、感染性胃腸炎について。

感染性胃腸炎は、病原体が口から入って、胃から腸管の中で急激に増殖して悪さをします。気持ち悪い、吐く、腹痛、下痢、発熱などがみられます。原因の多くがウイルスです。なかでも、ノロウイルスロタウイルスが大半を占めます。ほかに、細菌性の胃腸炎がありますが、頻度は低く、多くが食中毒ですね。

ず、ノロウイルス。全年齢をターゲットにします。半日くらいの嘔吐、発熱は少し、腹痛も少し、下痢も数日程度と、比較的軽症の感じがあります。しかし、感染力が強く患者さんが一気に増えるのが特徴です。そのため患者さんを介護している周囲の方も注意してください。
また、体力、抵抗力の弱いお年寄り、乳児はやはり要注意です。

次に、ロタウイルス。これは主に乳幼児をターゲットにします。こちらは下痢がものすごいです。1日10回前後のうすい白っぽい水様便が1週間くらい続きます。容易に水分が足りなくなる脱水症を起こし、点滴や入院が必要になるお子さんも多いです。重症感が強いですね。
こまめに水分をとり脱水状態にならないよう注意が必要です。

ともにウイルス性ですから発症すると特効薬はありません。予防が肝心です。


患者さんの嘔吐物や下痢便の中には、数千万のウイルスがうじゃうじゃいます。それが感染源になります。ですから、吐物や下痢便、オムツの処理の際には注意が必要です。
 できれば使い捨てのビニール手袋をつけ、すみやかに吐物を拭き取ります。次亜塩素酸系の消毒薬(キッチンハイターなど)でさらにきれいに拭きます。使った手袋や処理物はすぐビニール袋でしばってふた付きのゴミ箱へ。最後に念入りに手洗いをしましょう。

ウイルスは体外でも数時間生存します。ウイルスを知らない間に触り、その手から感染していきます。だから吐いたお子さんがいるとあっという間に流行してしまうんですね。何かさわるたびに手洗いでウイルスを洗い流すことが、感染予防の第一です。


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