パンダマークの
小児科から

vol.6
「インフルエンザ」

毎年かかってしまう方、数年おきにかかる方、全然かからない方、いろいろですよね。今回は症状と診断、治療を中心にお話しします。

インフルエンザは、3つのタイプが流行します。A型が2つ。2年前から出始めた新型(今年から新型とは言わなくなりました)と、以前からある香港型。B型が1つです。
 症状は、急な高熱、頭痛、節々の痛み、倦怠感といった全身症状と、鼻水や咽頭痛、咳、腹痛などの局所の症状です。一般的なカゼは局所の症状がメインで軽く感じますが、インフルエンザは高熱や頭痛などの全身症状がメインでとてもつらくなります。そして頻度は低いですが、重大な合併症に脳炎・脳症があります。急な意識障害やけいれんなどをおこし、後遺症や生命にかかわることもあります。

インフルエンザの診断は、症状、周囲の状況、そして検査を組み合わせておこないます。症状が一番診断の基本です。クラスの流行や、人混みに出かけたなどの状況も大切です。そして検査です。鼻の奥を綿棒でこすり、ウイルスが検出されるかどうかを短時間で検査できるのです。それらを組み合わせて診断します。検査も発症からの時間によって検出率が異なるので、絶対的なものではありません。あまり頼りすぎもよくありませんね。

さて、診断がつくと治療を考えます。全身状態がよく、体力充実していれば、自然治癒でもかまいません。つらそうな方、体力の弱い方などには抗インフルエンザ薬があります。ウイルス増殖を抑え、発熱期間を短くすることが期待できます。ただし、時間が経ってしまうと効果が期待できません。発症2日目までに使用開始することが大切です。また、抗インフルエンザ薬使用の有無にかかわらず、
発症から数日はよく様子をみてください。異常行動や意識障害などが出る可能性があるからです。
 そして、熱が下がって2日間経過すると感染力が低下し、集団生活に戻れます。

かかるととってもつらい病気です。やはり予防が一番。予防接種による免疫強化と、「手洗い」徹底によるウイルス侵入予防です。「早寝・早起き・朝ご飯」の規則正しい生活も大切ですよ。


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