パンダマークの
小児科から

vol.2
『適正受診のすすめ』

適正受診。適切な時期に適切な医療機関を受診することです。医療崩壊の一因といわれるコンビニ受診(24時間いつでもどこでもすぐ受診)を控え、適正受診をすすめる動きが、全国的に広がっています。

 医療機関は、日頃の健康状態を把握するかかりつけ医の診療所、夜間や日曜当番医などの時間外診療所(1次医療)入院や検査を受け持つ病院(2次医療)難病治療や救命対応を必要とする大学病院など(3次医療)に役割分担ができています。これに沿って、さらに時間と状態を考えて利用することが、適正受診です。

…例えば,急な高熱。どうでしょうか。

@自宅でしばらく様子をみる。医療機関を利用しない自宅療養ですね。機嫌がよく、他の症状も気にならなければこれでいいでしょう。
A心配なとき、日中であればかかりつけ医を受診する。夜間悪化時の対応などを日頃から相談しておくのもいいですね。
B夜間や日曜に、高熱でぐったりしているとか、他の症状がつらそうであれば、時間外の当番医療機関を受診する。

いずれにしても、自宅療養か1次医療です。そして、必要があれば入院や検査のできる病院を紹介してもらう、2次医療へ。日中でも夜間でも窓口は1次医療機関です。入院や救急を担当する2次医療の病院に、1次医療の患者さんが夜間など集まると、夜間診療所化して医療スタッフが疲弊してしまうのです。

 また利用する時間も大切です。何日も状態が悪いのであれば、日中早い時間にかかりつけ医受診がいいですね。お仕事が休めないなどで夕方以降の受診や、最初から夜間診療所や当番医の利用。お気持ちは分かりますが、お子さんがつらければ、仕事を休むなどして早い時間に受診しましょう。夕方以降や日曜日となると、病院も、診療所・当番医も時間外体制になり手薄となり、検査や処置などできることも限られてきます。

 受診するかどうか・受診時間・受診先。いつでもすぐ受診ではなく、日頃からかかりつけ医に相談するなどして病気の知識を蓄え、適正受診を心がけましょう。医療崩壊を防ぐためにも、ご理解とご協力をお願いします。


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